13日月曜日、globenewswire.comによって作成されたプレスリリースが大手メディアによって公表されたが、プレスリリースに記載された情報がフェイクであることが確認され、話題となっている。

プレスリリースではグローバル小売企業ウォルマートが暗号通貨ライトコイン(LTC)と提携し、ウォルマートでの支払いにLTCを受け入れると主張していたが、プレスリリースの発表後にウォルマート広報からプレスリリースが本物ではないことが指摘された。

プレスリリースはロイターやブルームバーグ、CNBCといった大手メディアによっても取り上げられ速やかに拡散されていったが、プレスリリース内で使用されているメールアドレスがウォルマートのドメインと類似の、ウォルマートにリンクされていないドメインであったことから、暗号通貨コミュニティからも公表直後の段階で偽のプレスリリースである可能性が指摘されていた。

一方で、当事者であるライトコインの認証済みTwitterアカウントはこのニュースを否定せずにツイートし、該当ツイートは後に削除されている。

偽のプレスリリースが発表された後にLTC価格は29%弱の上昇を見せ、訂正の知らせが入った現在は、プレスリリース発表前と同水準に戻っているが、大手メディアも混乱に手助けをした形となっており、掲載前レビューなどの管理責任が問われないか波紋を呼びそうだ。