エルサルバドル最大の銀行であるBancoagricolaは顧客による債務の支払いにビットコインを受け入れることをPRで発表した。決済ネットワークFlexaと提携してビットコイン支払いを実現した。

Bancoagricolaは、金融商品にビットコインのサポートを組み込んだ最初の機関であると述べ、先週施行されたビットコイン法に準拠し、顧客がビットコインでローンやクレジットカードの債務などといった金融商品の支払いができるようになる。

また、Wompiと呼ばれるデジタル決済ゲートウェイを使用するクライアントも、Flexaを通じてビットコイン支払いを受け取ることができるようになり、Bancoagricolaは金融商品のスイート全体でお客様がビットコインにアクセスできるようになり、金融包摂を強化できたと語っている。

Bancoagricolaはまた、今年中にPoS端末を介したビットコイン決済の完全なサポートの提供を目指していると発表。Flexaは現在BancoagricolaのPoSネットワークへと統合されている。

今年6月にビットコインの法定通貨導入が発表されたエルサルバドルではそれ以来急ピッチでビットコインの導入が進められており、今回Bancoagricolaが金融業界での一番乗り果たしたが、今後も徐々にビットコイン支払いを受け入れる銀行を含めたその他企業が増えていくことだろう。

一方で、ビットコイン法を採用した政府与党は国民から絶大な支持を受けて勝利したものの、ある世論調査によれば10人に7人のエルサルバドル人がビットコインの法定通貨採用に関して反対しているという結果も出ているようだ。