ナイジェリア中央銀行(CBN)が30日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する「e-Naira」プロジェクトに関するプレゼンテーションを各銀行に送信していたことが明らかになった。

地元メディアNairametricsによるとプレゼンテーションはCBDCがどのように設計、および運用されるかについて説明されているとしている。

報告書において、e-Nairaは国全体の法定通貨になると記されており、無利子のCBDCステータスや、顧客ごとの取引制限などがあるという。

また、e-Nairaは5段階に分けてローンチされる計画も紹介され、第一段階で金融当局としてまずCBNがクラウドサーバーに通貨を発行し、第二段階で認可された金融機関がCBNに通貨の要求や、ステーブルコインの発行、支店間でデジタル通貨を管理することができるようになる。また、本人確認(KYC)や個人識別、マネーロンダリング対策機能などを利用できるようになる。

続いて第三段階では政府と市民や企業との間でのデジタル決済を効率的に処理できるようにし、第四段階で加盟店に対して低コストの支払いおよびビジネス管理ソフトウェア、POS、リモート支払いソリューション、オンライン機能、トランザクション分析といった機能が提供され、最終段階で優れたユーザーエクスペリエンスのためのユーザー中心設計を備え、アーキテクチャは、イノベーションを可能にするために拡張可能になり、高度なプライバシーとセキュリティを備えると説明されている。

e-Nairaの取引コストに関してもCBNにより概説され、顧客から小売店へのトランザクションや、ユーザー間のP2P送金に関して課金されることはないとしている。

顧客はナイジェリアの各銀行を通じてe-Nairaへと招待されると説明しているが、国家の重要インフラとして、e-Nairaシステムは包括的なセキュリティチェックの対象となり、すべてのデータと個人情報は元帳には保存されず切り離されることを強調した。