アメリカのグローバルマーケット企業であるシカゴマーカンタイル取引所(CME Group)が、ビットコイン先物の発売を発表した。米国の規制当局による承認を得た場合、2021年の5月3日から発売が開始されるという。

新たなビットコイン先物は0.1 BTC扱いとなるマイクロビットコイン先物商品となっており、現在提供されている5 BTCに等しい先物商品と比較して少額から投資できる「より幅広いクライアント」にアクセスしやすい商品として打ち出されている。

CMEのビットコイン先物が登場した2017年末と比べてもビットコイン価値は5倍ほどに高騰しており、想定していたターゲットよりもさらに絞り込まれてしまった商品となっているといえる。

今回のマイクロビットコイン先物に関してCMEグループは、幅広いクライアントからの小規模な契約の需要に直接対応し、CMEグループで透明かつ効率的な方法で取引する方法について更に多くの選択肢と精度を提供すると述べている。

CMEでは毎日約69,000 BTCが取引されており、他にもEthereum先物が提供以来約38,400 ETHの取引があると発表されている。