ウクライナのデジタル変革省とStella Development Foundation(SDF)は「ウクライナの仮想資産エコシステムと国のデジタル通貨」を構築するための覚書に署名したことが月曜日に発表された。

デジタルトランスフォーメーション及びIT担当副大臣のOleksandr Bornyakov氏によるとウクライナ中央銀行は2017年から中央銀行デジタル通貨(CBDC)の調査をしており、今回その実現のためにStellarのパートナーシップが基盤として選ばれた。

Stellarはグローバル決済ネットワークRippleの経堂創設者であるJed McCaleb氏が2014年に立ち上げ、ドイツの銀行Bankhaus von der Heydt(BVDH)によるユーロにペッグしたステーブルコイン発行のパートナーとしても選ばれている。

SDFはStellarでの開発と成長をサポートするために設立され、Stellarを取り巻く技術コミュニティやビジネスコミュニティをサポートする役割を担う。

StellarのCOOであるJason Chlipala氏によれば、StellarのコンセンサスメカニズムであるSCPが、他のパブリックブロックチェーンにはない独自の確実性を提供するとしており、ステーブルコインのパートナーとして選ばれていく背景の一つの要因として挙げられそうだ。