日本の大手金融グループSBIホールディングスの子会社であるSBIファイナンシャルが火曜日、英国に本拠地を置く仮想通貨取引会社B2C2の買収が完了したことを発表した。これにより、デジタル資産取引デスクを運営する最初の主要な金融グループとなると両社は発表。買収額については明らかとされていない。

2015年に英国で設立されたB2C2は証券会社、ファンドマネージャー向けに仮想通貨で大規模な取引を行うことを手助けするサービスを提供しており、SBIは7月1日にプレスリリースにてB2C2買収の基本的合意を発表しており、15日火曜日に株式の90%をSBIが取得したことで買収が完了し子会社化したことが発表された。

発表においてSBIはM&Aを今後の飛躍的成長を具現化するための重要な戦略として位置づけ、その対象の一つとして今回のB2C2買収が進められてきたと述べた。

SBIグループ傘下で仮想通貨取引所部門を営むSBI VCトレードでは既にB2C2との接続を開始しており、SBIとしてはB2C2との連携により今後革新的なサービスやプロダクトを展開していけると期待感を現した。

SBIホールディングス代表・北尾吉孝氏はB2C2を「世界でもトップレベルのサービスを提供し、世界的に評価を得ている企業」と紹介し、B2C2の掲げるビジョンや専門知識、提供するサービスがSBIグループと良いシナジーを生むと確信していると強調した。

参考:SBIホールディングス