米国証券取引委員会(SEC)は月曜日、いくつかのレギュレーションについて、仮想通貨関連会社の資金調達を容易にする方向へ修正したことを発表した。
緩和されたのは「クラウドファンディング規制」「レギュレーションA」「レギュレーションDのルール504」の3点についてとなり、これらの規制緩和により資金調達できる上限金額が引き上げられ、官報に掲載されてから60日後に修正は有効になる。
レギュレーションAには条件によって異なる2つの層があり、12ヶ月間に最大2000万ドルの募集が出来る1層と、12ヶ月間に最大5000万ドルの募集が出来る2層があるが、今回の規制緩和では2層の5000万ドルが7500万ドルへと引き上げられる。
クラウドファンディング規制に関してもこれまで107万ドルが最大だった規制を500万ドルまで引き上げてサービスを提供できるようになり、レギュレーションDのルール504も適格企業が受けられる限度額を500万ドルから1000万ドルまで引き上げた。
“クリプトママ”としても知られるSECコミッショナーのHester Peirce氏曰く「私たちは、資本形成を不必要に妨げ、投資家が経済成長に参加する機会を不当に制限する規制スキームに的を絞った改善を採用しています。」と述べ、仮想通貨企業への投資を促進していく構えを示した。