欧州中央銀行(ECB)総裁のクリスティーヌ・ラガルド氏が日曜日、デジタルユーロ発行に関するパブリックコメントの公募を発表した。これによりデジタルユーロが開かれたものになる可能性が示唆されている。

中央銀行デジタル通貨のあり方として消費者向けに一般流通させる方法と、金融機関同士の限定的な送金に利用させる方法などが検討されているが、ECBが広く一般にコメントを求めることで、前者のようにデジタルユーロが開かれたものとなっていく可能性が高まった。

ラガルド氏は自信のTwitterアカウントで「ヨーロッパの人々が支出・投資・節約の方法としてデジタルに注視してきている」と述べ、必要に応じてデジタルユーロを発行する必要性を説いた。

発表はECB総裁に就任して一年となるラガルド氏の重要なマイルストーンを語る一連のツイートに動画を添付する形で報告され、その他にコロナウイルスによるパンデミックとの戦いや、気候変動にどう向き合っていくかなどについて語られた。

参考:Christine Lagarde(Twitter)