グローバルステーブルコインを標榜する仮想通貨Libraの専用ウォレットとして新たにNoviが発表された。以前から開発されていたCalibraから名称を変更したものとして発表されており、Libraを利用するためのウォレットとしての長期目標において変更はないとしている。

Noviはラテン語のNovus、とViaから着想を得られ、それぞれ英語に直すとNew、Wayとなり、送金手続きに対して新たな道を提供する意味を込められた。開発はFacebookの子会社として新たに設立されたNovi Financialが行う。

今回の名称変更に際して仮想通貨メディア・コインテレグラフに対して「CalibraとLibraの聞こえ方があまりにも似ているため混乱する人が多かった。」と答えている。実際に文字としても大小文字を区別しない場合完全な包含関係となっており、Libraを検索する際にCalibraがノイズとなるなど問題点もあった。

Noviの利用者は全て政府発行のIDを利用して検証され、詐欺からの保護機構はアプリ全体に組み込まれるとしている。Libraがグローバルな利用を前提として開発されているだけに米国ID以外にも対応するであろうことは予想されるが、政府発行IDであればどの国のものでもよいのか、その範囲に関しては明らかとされていない。

参考:novi(pdf)