最近、日本の企業がデジタル通貨を発行するとの話題が出てきているが、そんな中、デジタル通貨研究者のリース・ジョーンズ氏は日本で一番いいポジションにいるのがJRだとコメントした。

JRがいいポジションにいる理由として、既に幅広く利用されている決済システムを持つ企業が有利との見方をしており、デジタル通貨分野でも存在感を持つともコメントしている。

JRにしてみれば、JR東日本のSuica以外にも西日本のIcocaなど鉄道網の決済システムとしてグループとして日本全体をカバーしている。

さらに鉄道であるために利用者も多く、タッチアンドゴーと馴染みを浸透させたとして影響力も大きい。

ジョーンズ氏はシリコンバレーを拠点としている教育機関、シンギュラリティ・ユニバーシティの創設メンバーであり、9月3日に東京で開催されたフィンテック・カンファレンス、FINSUMのパネルディスカッションに参加した。

JRのデジタル通貨は身近に浸透してきており、さらにコンビニや大手スーパーでも対応できるよう、最近アナウンスが増えてきており、ジョーンズ氏によればJR東日本のSuicaを念頭に日本で多くの取引で使われていくだろうとJRの決済システムの優位性についても言及し、このシステムでデジタル通貨も使わるようにすればいいとシステムの有効性についてもコメントした。

キャッシュレス化に向けて、今後どのように利便性を高めていくか、JRを含め、さらなる展開が期待される。