ビットコイン報酬を得る手段としてマイニングの方法があるが、そのマイニングにおいて中国の四川省が活気を見せている。

四川省では水力の自然エネルギーを活用したマイニングが盛んだが、その四川省で先日洪水が発生した。

これによりマイニング業者が被害を受け、ビットコインマイニングによる市場へ影響が出てくるのかと懸念されたが、これによるものは限定的であるという。

マイニング施設が集中する四川省にての洪水で少なくとも1つのマイニング施設に壊滅的な被害が出てきており、洪水後の検証により様々な影響も明らかにされると見られている。

ビットコインのネットワークで4番目の大きなマイニングプールであ「プーリン」によれば、洪水によってマイニング施設が破壊され、従業員が機器を探すこととなっていると述べている。

さらに中国の仮想通貨メディア8btcの共同創業者である、レッド・リー氏によれば被害状況を示した写真を掲載し、いくつかのマイニング施設が完全に流れたと指摘している。

FXcoinのシニアストラテジストである松田康夫氏によれば、マイニングコストとビットコイン価格に直接の関係がないと指摘し、大きな影響はないと見ている。

ビットコインの価格変動についてはとくに仮想通貨取引所におけるハッキングリスクや国ごとの通貨危機が影響を強く影響を与えており、マイニングの否定的な情報は過度に気にしなくてもよいだろう。

この洪水によりマイニングにおける自然災害へのリスクが高まるため電力消費を抑えることでメリットを打ち出しているマイニング業者にとっては新たな電力確保を検討する必要がある。

それによりマイニングコストが高まることもあるために、今後マイニングが必要でない仮想通貨のシステムが注目されていくことも考えられる。