電通やJR東日本、メガバンクやインターネットイニシアティブなど名だたる企業が出資している仮想通貨交換業者のディーカレットが、仮想通貨での電子マネーチャージを可能にしたサービスを始めた。

使えるものはディーカレットのスマホアプリであるDeCurretの他に楽天Edy、nanacoやau WALLETプリペイドカードがある。

ディーカレットの相場によってビットコイン(BTC)やリップル(XRP)、イーサリアム(ETH)にビットコインキャッシュ(BCH)やライトコイン(LTC)といった仮想通貨を法定通貨に変えてから、電子マネーへの交換を行う。

1回につきチャージ料金は3,000円未満だと税込みで108円分かかるが、3,000円以上だと無料になる。通勤などで毎日公共交通機関を使っている人に特に便利だろう。

今まで仮想通貨は法定通貨に変えてから銀行口座に送ると言う手間があったが、今回のサービスで利便性が高まる。ただしマスコミに向けた試用会によると、申請自体はすぐに終わるものの、口座に反映されるまでは8分ほどのタイムロスがかかったとの事。

また、ディーカレット社長の時田氏の考えにも注目が集まっている。これまで分けて考えられていた仮想通貨とその他の電子マネーを一緒くたに「デジタル通貨」とし、お金儲けが優先しがちだった仮想通貨を日常的に支払える新しい選択肢として提案していくと言う。

最近、仮想通貨交換業者のbitFlyerが、同じ様にTポイントをビットコインに変えるサービスを開始している。今回の電子マネーチャージに限らずここ日本において、急速に身近なところに仮想通貨が浸透してきているイメージが強い。