韓国内の仮想通貨取引所の97%が、取引量が十分でないことが原因で経営破綻になる可能性があることがわかった。Business Koreaが伝えた。

取引量で見ると世界のトップ100の中において、韓国内の仮想通貨取引所の数は5つもしくは6つのみとの事。

またBusiness Koreaは、国内の仮想通貨取引所が次々と閉鎖となっている事情も伝えている。

こちらからの例だとCoinbinは2019年3月20日に、293億ウォンほどの負債を抱えた上で破産した事で事業停止となっている。なお、その破産の背景には一部の幹部が行った横領だとされている。

また、2019年1月19日に誤って640万ウォンほどにあたる仮想通貨をユーザーに配布してしまったCoinnestは、上手く仮想通貨及びブロックチェーンの流れに合った業務を出来ないとして、閉鎖を発表している。

大手Bithumbは、2018年6月と2019年3月の2回もハッキングにより資金流出事件が起きたり、2017年の4月と12月にはYoubitが同様にハッキング被害を受け破産している。

そしてPrixbitが業務停止しているなど、相次ぐ韓国の仮想通貨取引所の閉鎖は、Business Koreaが発表したデータからするとまだまだ起こり得る自体になっている。

なおこれら経営破綻の危機の理由については、ユーザーが韓国の仮想通貨取引所について、相次ぐ事件により不信を現しているのが、原因ではないか?とされている。

セキュリティの不備やCoinnestの誤った仮想通貨配布のような業務管理の甘さが、そのままユーザーの不信につながる事は明白だ。

2019年1月に科学技術情報通信部と韓国インターネット振興院、企画財政部が実施した調査によると、セキュリティの審査基準に合格している韓国の仮想通貨取引所は、調査した21か所のうち、わずか7箇所である事が判明している。