大手仮想通貨取引所のGMOコインがJ2リーグに所属するサッカークラブ、FC琉球を運営している琉球フットボールクラブ株式会社と協力しブロックチェーン技術を活用した同クラブサービス「FC琉球コイン(仮名)」の開発プロジェクトに取り組んでいくことを発表した。

GMOコインによれば、FC琉球コインプロジェクトは、新しいファンクラブサービスとして、2019年度内にはサービスを開始する予定としている。

同社は今まで、年間協賛金やJ2昇格ボーナスをビットコインで贈呈するなど新しい支援方法を推進してきたが、今回のプロジェクトにより地方スポーツクラブの新たな資金調達方法によるチーム運営の確立、さらにプレミアムなファン・サポーター向けサービスの企画開発を進めると説明している。

将来的に沖縄県全体でトークンサービスを運用することを目指していることも説明していることから大きな将来像を見据えたプロジェクトともいえる。

まずは沖縄のサッカークラブと提携し、ビットコインの知名度、さらに利便性を高める狙いがあり、ビットコインでサッカークラブ支援をするファンに対しては優遇措置をしていくことも考えられる。

今回のサッカークラブの支援の方法は今後、他のサッカークラブの支援方法、資金調達にも大きなアイデアを与えるものとして、今後似たようなサービスを展開していくクラブを出てくることも予想される。

サッカークラブの運営に関しては資金調達を地元の企業に支援するよう、努力している現状があり、その結果選手の報酬にも影響を与えるとし、モチベーション維持にも影響を与えてしまう。

FC琉球の試みが良い方向へとアピールされていけば、今後クラブ運営だけに限らず、他のスポーツでも仮想通貨を使った選手支援のようなサービスが出てくるかもしれない。

いずれにしろ今回、正式にサービスが展開されていけば、支援の形が大きな変革へと進むことは間違いないだろう。