イーサリアムの採用を促進する団体Enterprise Ethereum Alliance(EEA)は6日、イーサリアム財団の宮口あや氏を新たに理事会メンバーに加えたことを公式サイトで発表した。EEA理事会のメンバーとして、宮口氏は今後は組織のビジョンの指導やその他のイニシアチブに参加していくことになる。

EEAエグゼクティブディレクターのRon Resnick氏は、宮口氏の任命について次のように述べた。「EEAが、理事会の最新メンバーとして宮口あや氏を歓迎することに非常に興奮しています。イーサリアム財団のエグゼクティブディレクターを務める彼女は、EEAに豊富な経験と専門知識をもたらし、ロードマップを構築し続けるうえで非常に大きな資産になるでしょう。」

また、今回の理事会メンバー任命について、宮口氏は「とてもエキサイティングなことです。ブロックチェーンの採用が加速するにつれて、イーサリアム財団は世界中のコミュニティからの最新の研究開発とビジネスを結びつけ、影響を与えるこの業界をよりよく理解しながら課題と経験を伝えていくことが重要となっていきます。この共通の理解と協力が、イーサリアムのテクノロジーをより広く効果的に世界にもたらされていくと願っております。」 と語った。

EEAは同日、メインネットとの相互運用性や市場で必要な要件を洗い出す「Mainnet Initiative」の開始を発表しており、宮口氏の理事会メンバー参加の発表とも重なった。Mainnet Initiative推進との関係性については語られていないが、今後も宮口氏の活動に注目していきたい。

参考:EEA