大手仮想通貨取引所バイナンスがリブラの取引に関し正式に交渉を始めていることが話題となっている。

バイナンスの戦略担当者であジン・チャオ氏によれば、リブラとの取引について非常に興奮していると語り、フェイスブックと公式に協議していることを明かした。

チャオ氏はまだ交渉は初期段階と語りつつも、バイナンスは可能なかぎり多くのリブラを扱うことを楽しみにしているとコメントした。

さらにリブラの可能性について同氏は広く普及した決済手段となること、規制当局に理解を迫ることですべて良いニュースと言うこともコメントしている。

また金融系のニュースサイト、ファイナンス・マグネイトによるインタビューにおいてチャオ氏は、バイナンスとフェイスブック間の議論で、インフラストラクチャ（下部構造）の取り扱うに主に焦点を当ててきたと述べている。

リブラをバイナンスに上場させることで、フェイスブック側の利益になるだけでなく、他の取引所も上場させることで、それは実際に実現されるだろうとも述べている。

さらにリブラがパブリックチェーンに移行させる際に広く普及しているならば、リブラを上場させたいと拡張的な可能性についてもコメントした。

まだホワイトペーパーでの開示程度しかなされていないリブラだが、その期待度は時間が経つごとで増加傾向となっている。

バイナンスが正式に交渉することは仮想通貨業界に大きな影響を与えることにもなり、リブラの知名度は安定的になるとも見られる。

日本ではまず日本銀行がリブラの使用について、日銀の黒田総裁は実際のコメントは控えつつも管理することを検討し、金融庁においても完全な禁止を表明していないことから、発行されれば安定的に使われていくことだろう。