米リップル社は3日、XRPの数量と売上の正確さをさらに高めることを発表した。

同社は、分析の分野でパートナーと協働し、XRPデータ報告に対する自社のアプローチを評価し、「今四半期のXRP売上に対してより保守的なアプローチをとる」ことによって、これらの懸念に対処するための措置を講じることを約束すると発表した。

そのため、2019年の第2四半期は、第1四半期よりもかなり低くなると説明した。四半期ごとに報告されているプログラマティックセールスについても、20ベーシスポイントとされていた目標も、10分の1以下に削減される可能性があると説明した。

リップルは、市場全体の算出データを仮想通貨の時価総額などデータを提供する第三者機関のCoinMarketCap(CMC)から取得しているが、CMCは5月初めに、Data Accountability&Transparency Allianceという新しいアライアンスを発表。6月までに取引所が必須データを提供しない場合、ランキングから除外するとも発表した。

こうしたCMCの動きは、最近米国の資産運用会社Bitwiseが偽造の暗号通貨取引量に関するレポートを発表したことによる影響が大きいとされている。

レポートは、ビットコイン(BTC)取引量の95%が偽物であると主張するもので、CMCのデータは信憑性に欠けると指摘した。Bitwiseによる新しいレポートでは、暗号通貨取引所による偽の取引高はビットコインの価格に影響を与えないとも述べている。

参考:Ripple