オーストリアに拠点を置いている仮想通貨取引所のBitpanda(ビットパンダ)がユーザーが仮想通貨を用いて金と銀を売買できるサービス「Bitpanda Metals」を始めた。

公式サイトの発表によれば、Bitpanda Metalsは5月13日から正式に開始されており、実際にプラットフォームで購入した貴金属は本物の金や銀で100%裏付けされているという。購入者は安全に保管されている貴金属の所有者になることができると説明されている。

6月15日までは購入手数料なしでこれらの商品を売買する事ができ、さらにその後の手数料も0.5%と安価に設定されると説明されており、貴金属を販売しているメーカーにとっては大きなライバルになる可能性がある。

今後、金や銀だけに限らず、他の貴金属も取引できる環境を作っていく事も考えられ、仮想通貨取引所は大きなマーケットに発展する事も考えられる。

ビットパンダにおける金と銀の販売サービスについては投資家にとっては大幅に仮想通貨下落するときに資産の避難先として用いられて大量に購入される可能性もある。

さらに投資家にとってはわざわざ法定通貨に換金する必要が無いことから、金と仮想通貨の両方をバランスよく保有していくと言うスタンスに代わっていく事も考えられる。

参考:Bitpanda