米MIT(マサチューセッツ工科大学)のクリスチャン・カタリーニ教授がフェイスブックの仮想通貨プロジェクト「リブラ」に関わっていることがわかった。米仮想通貨メディアのCoinDeskが関係者からの情報として伝えている。
カタリーニ教授はトークン・エコノミーの分野で著名な研究者でICO(イニシャル・コイン・オファリング)やトークンの価値についてリポートを執筆した経歴の持ち主だ。
同氏の参加によりフェイスブックで独自の仮想通貨が発行される際にはどれくらいの価値が適正なのか、さらに発行枚数をどれくらいにすべきなのかある程度見積もることも可能になるだろう。
フェイスブックは世界的に知られているSNSであるため本格的に独自の仮想通貨が発行されるようになれば、他のSNSも同様の流れに入っていく可能性がある。
最近韓国のカカオが同社のショートメールアプリ「カカオトーク」にて仮想通貨ウォレットの機能実装をすすめている。
また、ライバルとして意識されているテレグラムのICOは大口の投資家が参加している事もあり、資金調達においても成功を収め、現実味が出てきている。
フェイスブックは独自仮想通貨を送金だけに限らず、インターネット商品の購入ができる仕組みを目指していることから、メリットがどれくらいあるのかユーザー側から判断させられることにもなるだろう。
参考:CoinDesk