ビットコインにおけるライトニングネットワーク経由での少額決済が話題となっており、最近ではツイッターでの少額送金アプリなどでも使われ話題にもなった。
こういった流れの中、インターネット電話サービスで知られているSkype(スカイプ)においても少額決済サービスができるよう要望が上がってきている。
その要望を求めているのがリップル(XRP)を強く支持しているコミュニティであり、メンバーの一人は今年3月20日にスカイプのカスタマーフィードバックにマイクロペイメントの時代について語り、XRPでスカイプクレジットを購入出来たり、スカイプチャットにて少額送金が行えるようにしたいとの考えを伝え、それができる「XRP Tip BOT」について採用を提案した。
XRP Tip Bot はXRPを用いて少額送金を行えるアプリで、このアプリはスマートフォン向けアプリでもリリースされている。
気軽にXRPを使って送金を行うことができるアプリとしても高い評価を得ていることもあり、スカイプ上で使われれば利便性が高まるのと認知度が高まることにも繋がるだろう。
このアイディアについてはたくさんの票を集めており、スカイプに寄せられている多くのアイディアの中でも特に支持を受けているトップ10のアイディアにランクインしている。
スカイプのチームがこの提案に対して翌日返信、このアイディアについてチーム内で共有することを回答した。
「他の大手テクノロジー企業と同様に、Microsoftはすでにブロックチェーンをテストしています。スカイプや他のMS製品への暗号通貨の採用に関する情報はありませんが、引き続きこのアイデアをサポートしてください。私たちのチームと共有します。」
スカイプを提供しているマイクロソフトは、仮想通貨やブロックチェーン技術に対し前向きな姿勢をとっており、同社の創業者で慈善活動家のビル・ゲイツ氏が創設した世界最大の慈善基金団体「ビル・メリンダ・ゲイツ財団」はリップル社やCoil社などとも提携を結んでいる。
そのためリップル社に対しては認知があることからスカイプに対して導入される日は遠くはないとの見方もある。
マイクロペイメントは今後さまざまなところに導入されることもあり、仮想通貨決済はさらに身近なものへと進化していくことだろう。