韓国のカカオがアイルランドでチケット発券サービス企業のフェスティとブロックチェーン基盤の決済システム開発に向けてパートナーシップ契約を締結した。

今回の提携により、カカオの子会社でブロックチェーン開発を行っているグランドXのプラットフォーム「クレイトン」にてブロックチェーンベースでの決済システムとフェスティの分析アプリケーションの両方に適用することを焦点としている。

クレイトンによれば、フェスティは今年7月にはクレイトンプラットフォームにて立ち上がる計画としている。

今回の提携により、フェスティの創設者であるグラハム・デ・バッラ氏は完全な監査が可能なプライバシー志向のブロックチェーン技術を基盤のプラットフォームだと述べ、さらに透明性の高いシステム、ビットデータに貢献し、報いることができるとコメントしている。ビックデータに関しては貢献すればするほど利益を得ることや、データ提供を完全に拒否することさえもできると言われている。

クレイトン自身は今年第1四半期に正式ローンチに向け、昨年秋にはテストネットをリリースされている。

カカオトークは韓国で代表的なメッセージアプリとして広く国民に親しまれているが、今後、ネットワークが拡大してくれば韓国のみならず近隣のアジア諸国にもサービスを展開していく事も考えられ、さらにこの分野での競争が激しくなるだろう。

参考:FORA