CNBCは26日、米銀行大手Bank of Americaのオペレーション部門責任者および最高技術責任者(CTO)であるCathy Bessant氏が、ブロックチェーンの今後の見通しとそれがフィンテックに与える潜在的影響について「個人的には弱気」であると述べたことが明らかになった。

「私はオープン・マインドです。私のプライベート・スコアボードには弱気と書かれております。」とBessant氏はCNBCのインタビューで語り、さらにブロックチェーン技術の高さを認めつつも、多くの投資家が信じているような隆起が起こることはないと指摘した。

ブロックチェーンに関するBessant氏の個人的な見解は弱気ではあるが、企業としてのBank of Americaは、未来の採用へ向けてここ数年間は積極的な動きを見せてきた。

テクノロジーとオペレーションの責任者であるBessant氏の下で、Bank of AmericaはブロックチェーンのATMから暗号通貨キー用のストレージまで、あらゆる金融サービス会社の技術に関する特許を最も多く蓄積してきた。

実際、同銀行は82ものブロックチェーン関連特許があり、MastercardやPayPalを含む他のどの銀行や金融会社よりも多いという特徴がある。

ブロックチェーンの支持者たちは、同技術の開発にはまだ時間がかかると主張しているが、Bessant氏は、ユースケースを探すことが広い採用や改善に繋がっていくと強調した。

参考:CNBC