仮想通貨の時価総額ランキングサイト大手のコインマーケットキャップが健全性を示す機能を追加した。

この新しい機能は、ファンダメンタル・クリプト・アセット・スコア(FCAS)と呼ばれ、利用者のアクティビティや開発者の行動、さらに市場の成熟度の観点から仮想通貨の健全性を測って示している。

利用者のアクティビティにはプロジェクトの活動度やネットワークの活動状況を含めており、開発者の行動には、コード変更や改善、コミュニティ関与などが考慮されているために、仮想通貨に対しての動きが見られるかについてデータとして利用者は読み取ることができる。

さらに市場の成熟度については、リスクや供給量などが要素となっており、仮想通貨が様々なシーンにて一貫したリターンを提供できるかが考慮されている。

(画像はCoinMarketCapより)

例えば、上記の表(2019年3月20日現在)ではビットコインのヘルス値は887でランクはAとなっている。最高値は1000でランクはSとなっているためにビットコインは健全性にも高い部類に位置されている。

リップル(XRP)もビットコイン同様にランクAを取得しており、イーサリアムについてはランクSとビットコインを上回る最上位の評価となった。

一方、十分な米ドルの準備金があるか疑問の声が挙がっている、ステーブルコインのテザーはランクFとなっており、健全性においてこれからどれくらい回復していくのか課題が残る結果となった。

コインマーケットキャップは多くの投資家が参考にしている事から今後ヘルス値を参考にし購入・売却をしていくことも考えられるだろう。

参考:CoinMarketCap