バーレーン王国の国立大学であるバーレーン大学がブロックチェーン証明書の国際規格「Blockcerts」を用いて卒業証明書を発行することがわかった。

バーレーン大学はバーレーン王国最大の規模を誇り、現在2万人以上の学生と2,000以上のスタッフが在住しており、バーレーン政府から1億1,000万ドルを予算として受け取っている。また、最先端のテクノロジーを受け入れており、卒業生たちの情報をより安全に管理することができるよう卒業証明書の発行にブロックチェーン技術を活用することを計画している。

証明書の発行にはLearning Machineと言う企業が協力しており、同社はBlockcertsというシステムを提供している。Blockcertsは、証明書を安全な方法でブロックチェーンに記録するために世界的に認められた国際規格である。

どのような教育機関で学んだのか、どの場所においても閲覧できるようになり身分が明らかになるためにも重要なシステムと言えるだろう。

日本でも学歴詐称が問題となっており、社会を混乱させるような事態も度々見受けられる事から、このような技術は日本においても求められる。さらに世界中から優秀な人材を確保するためにもBlockcertsを用いて企業は人材を見つけ出すのに容易になることも考えられる。

現在、ブロックチェーン技術に関わるサービスが増えてきている事もあり、世界的にブロックチェーン技術の教育が重要視されてきている。システムエンジニアやプログラミングに携わる者は同技術を学んでいくことが必要になることだろう。

参考:Trade Arabia