日本円がビットコイン(BTC)の取引量において再び世界でトップになった。これにより日本において仮想通貨取引に興味がある人が依然多数いることがわかる。

今年1月には仮想通貨取引所コインチェックでのネム流出事件で一時期、仮想通貨取引に冷ややかなコメントが増えたこともあったが、今では取引に活発を見せていることがわかる。

ビットコインと日本円の取引ペアが世界でトップになったことは世界各国の法定通貨の量をグラフ化して表示しているcoinhills.comのデータで明らかになり、ここ数日の間に取引量が急増していることが記されている。

画像はCoinhillsより引用

最近の仮想通貨市場は急激ではなくとも、上昇傾向に相場が推移していることから、日本の投資家がすでに底はついたと判断し購入に踏み切ったと考えられる。現在、日本円の次には米ドルとなっており、その後は韓国ウォン、ユーロと続いている。

今年コインチェックによる巨額流出事件を通じ、仮想通貨取引はリスクを伴うといったコメントが相次いでいたが、その後金融庁の規制により取引業者のガイドラインを明確にしたこともあって、誰でも簡単に参入できる状況を生み出すことなく、許可を得るまでに時間を要することで厳しい環境下に置かれることとなった。その影響で日本においては安全な環境が作り上げていくことにも繋がった。

日本は仮想通貨に対して規制を作り上げながらも前向きに捉えている国であるために、今後も世界から注目される仮想通貨市場とも言えるだろう。今後ますます日本円での取引量が増加すれば日本が市場を牽引することになりそうだ。

参考:Coinhills