若きミリオネアのErik Finman(エリック・フィンマン)氏が17日、金融系ニュースメディアMarket Watchのインタビューの中で「ビットコインは今後数回のブルが見られるかもしれませんが、長期的に見ればほぼ死んでいます。」と語った。

現在19歳のFinman氏は、当時12歳だった2011年にはじめて1BTC=12ドルで1,000ドル分を購入した。2017年の最高値を迎えた時に400万ドル以上となり、一躍大金持ちとなった。1,000ドルはおばあちゃんから貰ったお小遣いであったという。

ビットコインの衰退を示唆した理由については「断片化し過ぎていますし、内戦が多すぎます。長持ちするとは思えません。」と語り、また他のアルトコインのライトコインについても「ライトコインもここ最近は死んでます。太陽が沈んで真っ暗になるまでの8分間のような状態です。ライトコインはもう7分経っているような状況ですね。」と説明した。実際、同コインはピーク時から95%以上下がっており、2017年5月以来の最低水準で低下している。

ただ、イーサリアムやZCash、ビットコインキャッシュといったプロジェクト・ベースの仮想通貨については、「マーケティングは最悪」と指摘しながらも、成功する可能性は十分あるとFinman氏は主張した。

ビットコインが落ち目と予想する者はFinman氏だけでなく、ビットコインSV(BSV)の支持者としても知られるCalvin Ayre氏も同日に、「ビットコインは無益です。2019年には価値はゼロになるでしょう。」と英のタブロイド紙Express UKのインタビューにて語り、ビットコインに対して否定的な見方を改めて示した。

つい先日は、ビットコイン支持者のTom Lee氏が「ビットコインの実際の適正市場価値は13,800~14,800ドル」と強気な見解を示すなど、反対の意見も見られる。

多くの著名人がそれぞれの見解を示してはいるが、ビットコインは今後どのような道を辿っていくのか。引き続き動向に注目したいところだ。

参考:Market Watch