時価総額でイーサリアム(ETH)を抜いて、ビットコイン(BTC)に次ぎ2位となったリップル(XRP)だが、旅行予約サイトとして知られているTravala.comが決済手段として対応する事となった。
国際送金でのソリューションで世界各国の金融機関で採用されているXRPだが、今回大手旅行予約サイトの決済で採用されることによりその価格はさらに安定する形となるだろう。
Travala.comは仮想通貨決済において世界210カ国に点在する55万以上の宿泊施設を予約することでき、現在同社はビットコインを含め10種類の仮想通貨に対応している。また、今年初めにはネオ(NEO)のブロックチェーン技術を活用しICOを行っている。
独自の仮想通貨であるAVAを発行しており、次世代の旅行予約サイトとしてブロックチェーン技術を用いたシステムを持っているとしても知られている。
同社はホテル以外にも飛行機やレンタカー、クルーズ船なども予約ができるサービスを提供しており、今後仲介業者を排除し旅行予約ができるブロックチェーン企業、TravelBlock(トラベルブロック)と競合することも考えられる。
このブロックチェーン企業同士のやり取りの中、出遅れているのがオンライン旅行代理店として有名なエクスペディアだ。
同社は先日、ビットコイン決済を止めることを決定し、仮想通貨決済に対しては一歩後退する形となったが、今後これらのブロックチェーン企業との顧客獲得競争に勝ち抜いていかなければならない。
そのためにも既存のシステムをどうするのかが、今後成長の鍵になると考えられる。利用者にとってブロックチェーン技術により格安旅行がさらに実現することで旅行業界はさらに活発になっていくことだろう。
参考:Travala.com