米ジェネシス・トレーディングのCEOであるMichael Moro氏がビットコイン(BTC)の価格について3,000ドル(約34万円)で底を打つ可能性があると語った。

Moro氏は最近のBTCのレートに対し4,000ドルレベルはこの数日に2回試されていると指摘し、下落中のビットコインを買うのはリスクが高いと言及している。さらにビットコインの歴史上で75%以上価格が減少するのは5回目か6回目であると付け加えた。

ビットコインの低価格がマイナーに与える影響に対し、Moro氏はハッシュレートが下がったことを理由にビットコイン1つをマイニングするコストが下がると示唆している。その影響からかマイニング装置の中には中古市場において元値のたった5%で販売されているものも散見される。

クラウドマイニングにおいては大手クラウドマイニング業者であるジェネシス・マイニングでは2年契約で1TH/sにつき50ドルで販売している。一時期1TH/sが200ドルで販売されていたのに比べれば、4分の1にまで下落している。

さらに販売告知した数日には売り切れすることがほとんどであったが、今は仮想通貨人気が離れているのか、いつでも購入可能の状態となっている。

マイニング業者にとってはビットコインや他の仮想通貨が今後成長すると目論み、多額の設備投資をしてきたが、今は企業の負担になっているためマイニング業者は経営戦略を変えていく必要があるだろう。

参考:CNBC