Fundstrat社の共同創立者であり仮想通貨の著名なアナリストであるTom Lee氏は、11月20日のCNBCの番組「Squawk Box」のインタビューで、ビットコイン（BTC）の年末の価格予測を15,000ドルと発表した。

Fundstrat Global Advisorsの研究責任者は最近の声明で、仮想通貨のプレーヤーには「仮想通貨を使用し、且つウォレットも持っている者」と、「市場の投機的な側に属する者」の2つの主要なタイプがいることを指摘した。Lee氏は、仮想通貨コミュニティ内で両者がお互いにクラッシュして炎上してしまわないように、「互いとやりとりする方法を見つけるべきである。」と語った。

また、ビットコインの価格が先日4,000ドルにまで急落したことについても、「機関投資家は最近の市場の低迷によって必ずしも傷ついているとは限りません。」と強調し、機関投資家の業界への参加は市場において非常に重要な役割を果たすとし、「次の採用の波」を引き出すカギであると主張した。

Lee氏によると、機関投資家の市場への関心を高める重要な要因は2つあるという。まず、ニューヨーク証券取引所（NYSE）の親会社ICEがデジタルアセットのプラットフォームとして立ち上げたBakktの発売が予定されているということ。当初は今年12月12日に取引が開始される予定だったが、つい先日、来年2019年の1月24日に延期されることが発表されている。

2番目の要因は、業界がより明確な規制を受けはじめてきているという点だ。「規制当局の明確化があれば、機関は賭けをより快適に感じるだろう。」と述べる一方で、これについては部分的に「現在進行中」とLee氏は付け加えた。しかし、近々訪れる機関投資家の参入は間違いないとし、長期的な視点で仮想通貨の未来は明るいとの見解を示した。