昨年の20,000ドルのピーク時から約70%近く価格が下がったビットコイン(BTC)。リップル(XRP)やイーサリアム(ETH)などは約80%まで下がっているという状況だ。今年の仮想通貨業界は下落傾向にあり、売るに売れず相場の復活を一年中待っている人も少なく無いのではないだろうか。
そんな中、BinanceのCEOであるChangpeng Zhao(CZ)氏は8日、CNBCに対してビットコインは強気相場に戻ると語った。
「遅かれ早かれ、ビットコインのブルラン(強気相場)はもう一度来ます。私でさえ何がキッカケとなるかは分かりませんが、何かがキッカケとなり、それが起こると確信しております。」
CZ氏は9月にも、仮想通貨のニュースサイトCryptoGlobeの取材に対して「ビットコインは強気相場に返り咲く」とコメントしており、「10月と12月、特にクリスマス前は上昇傾向」と自身の見解を語っており、仮想通貨の未来については強気の姿勢を示していた。
CZ氏によると、世界最大の取引量を誇るBinanceのビットコインやその他の仮想通貨の取引は1月からほぼ90%減少したものの、まだ儲けは出ており健全なビジネスができているという。
「2018年の1月と比べると、おそらく90%下がっており、1月の取引量に比べて取引量の10分の1しかありません。それでも、1年か2年前と比べてビジネスは依然として問題はなく、まだ利益を上げており、依然として非常に健全なビジネスです。」
CZ氏はまた、Binanceは年間を通じてアクティブユーザー数とビットコイン預金が着実に増加していると指摘した。さらに、機関投資家への扉を開いていることも明らかにし、仮想通貨部門の多くは機関投資家からの資産流入を見込んでいるという。
機関投資家への仮想通貨取引や仮想通貨管理(カストディ)サービスの提供が行われるようになれば、仮想通貨取引所は株式取引所以上に発展していくことも予想される。CZ氏の発言やBinanceの動向には今後も注目していきたい。
参考:Forbes