仮想通貨トロン(TRX)を保管することができるウォレットとして、ブラウザで知られているGoogle Chromeの拡張機能に対応したウォレット、トロンペイ(TronPay)がリリースされた。
トロンペイはイーサリアムでいうメタマスクのようにTRXを簡単に使うことができる。また、サードパーティ製のDAppsへの接続も簡単にでき、Google Chromeにトロンペイを追加すれば、他のDAppsでTRXを使用することも可能だという。
これまでトロンは様々な分散型アプリケーション(DApps)がリリースされている事もあり、今回のウォレットも同様に使用頻度が高くなると期待されている。
トロンペイは複数の言語にも対応している事から、TRXの需要は拡大傾向になると予測される。特にクロームのユーザーにとっては使いやすい環境となるだろう。ビットコインに比べまだ認知度が低いTRXだが、今後利用シーンが増加してくれば、TRXのマーケットは大きくなってくるだろう。
トロンのDAppsはトロンペイ以外にもトロンチャット、トロンダイス、トロンベットなどが公開されている。
トロンチャットは写真や動画の共有機能や個人間での送金、メッセージ機能を備えたアプリケーションとなっており、日本でユーザーが多いLINEのようなアプリだと認識するとわかりやすいだろう。
トロンダイスはシンプルなダイスゲームで2~100の間で好きな数字を選び、ランダムに生成された数字が選択した数字より小さければTRXを受け取ることができる。トロンベットも同様のダイスゲームでトロンダイスのようにスマートコントラクトで数字を生成し、公平なギャンブルを提供している。
まずは一般ユーザーが身近に使える環境を整えることでTRXの認知度は拡大していくだろう。