仮想通貨全体的に相場が停滞している一方、ブロックチェーン技術の分野においては活気を見せている。それはブロックチェーンエンジニアの需要だ。
世界中に金融やサプライチェーンなど、インフラ分野にブロックチェーン技術を用いることで、その技術に携わる技術者が間に合っていない状況であるため、人材確保のため年収が高騰している。
Hired社の調査によると、ブロックチェーン技術を扱えるエンジニアの平均年収は15万ドル、日本円にして約1,600万円以上だという。
ブロックチェーンエンジニアであれば、通常のソフトエンジニアとの年収の差は明らかで世界的にも企業はブロックチェーンの可能性に期待していると考えられる。
フェイスブックやアマゾン、ブロックチェーン特許でアリババと特許数を競争しているIBM、マイクロソフトらはそれぞれブロックチェーン技術を用いたプロジェクトを推進しており、昨年末からのブロックチェーン関連の求人件数は400%もの増加をしている。
日本国内において現在、ブロックチェーン技術者の求人に話題が集中しているわけではないが、今後就職・転職を考えている人々にとっては将来性のある職業として注目されていくことだろう。
しかしブロックチェーン技術者と言えども、企業からは即戦力となる人材が求められるため、どの程度のスキルを必要としているのか?どこにブロックチェーンを活用するのか?といった不明瞭な点もある。
それでも教育で公立学校にてプログラミング教育が実施される時期が近づいている事もあり、政府の方針によりブロックチェーン教育を組み入れていく事も考えられる。いずれにしろ将来的にブロックチェーンエンジニアは職業として定着もしていくことは間違いないだろう。
参考:CNBC