一般社団法人「手ぶら観光協会」が主体となり開発されるNinjaCoin(ニンジャコイン)は、旅行の世界共通通貨となることを目指されている。
スマートコントラクトの実装も可能で「NinjaCoin」を基軸通貨とする分散型観光サービス提供プラットフォーム「Tebura」では旅行・観光関連サービスを提供する事業者がインターネット上で旅行者と出会い、自由にサービスを提供できる。
このNinjaCoinが2018年11月3日よりロンドンの仮想通貨取引所MERCATOX(メルカトックス)に上場され、NinjaCoin/Bitcoinペアのマーケットが開かれ、1satoshiからトレードが可能になる。また、最大で1BTC相当のNinjaCoinが当たるAirdropキャンペーンを開催している。
Teburaでは誰もが旅行サービスの提供者になることができる。例えば地元の人ならではのガイドプランなどを格安で提供できるようになるかもしれない。民泊や配車サービスなどP2Pでのサービスマッチングの時流もあり、受け手としても下地は整っているのではないだろうか。
東京オリンピックでインバウンド需要が爆発的に高まる日本でまずはサービス展開を進める見込み。NinjaCoinの融資/返済の仕組みにより、経済レベルの問題から旅行を断念していたユーザー層などを旅行経済圏に取り組む。
取引開始直後は総発行枚数の90%以上がロックアップ期間にあるため、大量保有者による売り圧力は抑止されている。非中央集権を理念に掲げており、最終的にはTeburaの自律的な運営を達成し、手ぶら観光協会の解体を目標とする。NinjaCoinとTeburaは今後も注目していきたい。
参考:ValuePress