仮想通貨投資会社Galaxy DigitalのCEOであるMichael Novogratz氏は、仮想通貨市場は底を打ち、ビットコインが再び上がってくるという見解を示した。21日、Reutersによって伝えられている。

ビットコインは、21日の時点で6,419ドルをマークしたが、これは2万ドル近くまで達した昨年12月の3分の1にも満たない価格だ。

2016年から2017年にかけて世界は“古典的な投機的熱狂”を経験したが、今市場では“売り手の疲れ”が見え始めており、上昇傾向にあるとNovogratz氏はYahoo Financeの第2回「All Markets Summit」で述べた。

Galaxy Digitalの示した仮想通貨指数によると、ピーク時から85%以上の急落により市場は底を打ったと、Novogratz氏はいう。

アメリカの投資会社Fortress Investment Groupの元ヘッジファンドマネージャーであり、世界有数の金融機関Goldman Sachs GroupのパートナーであったNovogratz氏は、ウォールストリートで最も率直な仮想通貨支持者の1人と言われる人物だ。

「ビットコインは6,000ドル近くまで落ちた。確かに最高にはほど遠い価格と言えよう。しかし、“価値の保存”として確立されてきている。」

Novogratz氏はさらに、仮想通貨に費やす準備の整った機関投資家が、ベンチャーキャピタルを中心に多くの資金を調達し始めているという。

銀行は“見逃してしまうかもしれないということへの恐れ
(FOMO:fear of missing out)”を経験することになり、「金融機関は投資に動いている。」と、自身の見解を語った。

参考:Reuters