Angry BirdsやClash of Kingsなどの開発プラットフォームとしても知られているオープンソースフレームワークCocos2D-xの創設チームが、ゲーム体験にブロックチェーンを組み込むための新たなプラットフォームを開発するチームとしてCocos-BCX(BlockChain eXpedition)を立ち上げ、BinanceLabs、BlockVCや500のスタートアップなどから4,000万ドル(約44億円)を調達したと発表があった。

ゲームとブロックチェーンの親和性の高さは度々議論に上がるように知られているところであり、日本のソーシャルゲームと言えばまっさきに思い浮かぶガチャシステムも、ブロックチェーンを利用することでユーザーも検証可能で真に公平なガチャを実装可能ではないかという研究も進められている。

Cocos-BCXは現在北京、ソウル、東京、サンフランシスコにオフィスを構え、Loom、Ontology、Nebulas、Cell Evolutionといったプロジェクトと戦略的パートナーシップを組んだ。

創設者であるHaozhi Chen氏曰く、ゲーム開発コミュニティがブロックチェーンに望んでいるのか、そしてすべてのブロックチェーンプラットフォームとオペレーティングシステムの中でどんな開発環境が最も効果的かを理解しているいるという。すでに世界中の開発者の望んだプラットフォームを作り上げてきた自信が見える。

Cocos2D-xにはすでに110万を超える開発者コミュニティがあり、密接な関係のあるCocos-BCXの開発はすでに存在するコミュニティに多大な影響を与えるだろう。

ブロックチェーンをゲームに組み込む開発者の分母は大きく嵩上げされることは間違いない。パソコン、スマートフォンなどの普及におけるゲームの貢献度は計り知れないところだが、ブロックチェーンにとってもそうなるだろうか。

参考:CISION