仮想通貨と言うとビットコイン(BTC)を筆頭にイーサリアム(ETH)や、リップル(XRP)、そしてビットコインキャッシュ(BCH)などが注目されている中、ドージコイン(DOGE)に対して新たな流れが出てきている。

大手ネット企業のアマゾンのジェフ・ベゾスCEOに対し、アマゾンで仮想通貨ドージコインを使えるようにしてくれと訴えるキャンぺーンがオンライン署名サイトであるChange.orgで約12,000人の賛同を獲得した。

eコマースの巨人であるアマゾンに支払い手段として仮想通貨を受け入れて欲しいという期待が仮想通貨コミュニティーで高まっている。

アマゾンは先日、アップルに引き続き時価総額1兆ドル企業として成長し、今後ネット業界に大きな影響を与える事から、仮想通貨利用者にとっては支払手段に仮想通貨を利用してほしいと思っているに違いない。

同サイトでは、アマゾンは仮想通貨を決済手段として受け入れていないため、銀行口座を持っていない人たちを排除しているとした上で、アマゾンについては次のようなことを述べている。

アマゾンはイノベーションをけん引する存在で、決済手段としてドージコインを受け入れるべきとし、ドージコインは速くて安く安定している特徴があり、価値が安定していて、他の主要仮想通貨と比べて手数料が安い。またコインの供給量も多く、コミュニティも大きく活発に成長し続けている。

国内取引所を主に利用している投資家にとってはあまり馴染みのないドージコインだが、アルトコインの中で古くから存在している仮想通貨である。

もともとドージコインはビットコインのパロディ版として生まれ、愛らしい柴犬をモチーフにしていることも知られており、開発陣営は元IBMエンジニアでプログラマーであるビリー・マーカス氏が開発した。

過去にはジャマイカのボブスレーチームのソチ冬季五輪出場のための寄付手段として使われたり、著名な起業家がドージコインと引き換えに別荘を売りに出したことでも話題となった。

ドージコインには独自のコミュニティーが存在しており、ビットコインなどの市場の影響を受けやすい仮想通貨ではない安定的なレートを保っている仮想通貨としても知られている。

今回の署名活動を受けてアマゾンで採用されることになるのか?今後のドージコインの動向が注目される。

参考:Change.org