仮想通貨やブロックチェーンのヘッジファンド、パンテラ・キャピタルのCEOであるダン・モアヘッド氏は15日のCCNとのインタビューの中で、最近の仮想通貨相場はこれまでにあった7回の弱気相場の一つとし、10~12月には著しく上昇するだろうと発言した。
さらに同氏は今がポジションを増やす良い機会だと見方を示しており、以前にも投資家はビットコインETF延期に過剰反応しすぎだと述べており、弱気相場の中でも強気な姿勢を貫いている。
仮想通貨相場について、長期的に楽観的な理由についてモアヘッド氏は、ブロックチェーンはインターネットというプロトコルを完成させる最後のピースと主張し、その破壊力は、一つのカテゴリーにとどまらないだろうという見解を示している。
また、モアヘッド氏は、ブロックチェーンはリスクに対する報酬が最も非対称的なトレードとし、投資をしても全てを失うことはないと指摘、さらにビットコインに投資した多くのファンドは、今後、資産価値が25倍になる可能性があると述べている。
さらに「仮想通貨は悪い結末を迎える」とし、ビットコインは殺鼠剤を二乗したものだろうと評した投資の神様として有名なウォーレン・バフェット氏に対し、モアヘッド氏は、「確かに殺鼠剤である。ただ、銀行やクレジットカード企業はネズミだ。」と反論もしている。
モアヘッド氏は9日、SEC(米証券取引委員会)がビットコインETFの決定を延期したことに対し、投資家は過剰反応しているという見方を示した。
仮想通貨投資会社BKCMのCEOであるブライアン・ケリー氏も、ETF延期によってビットコインを売る投資家は間違っていると主張している。
参考:CCN