FSC(韓国金融委員会)の金融監督官が組織改革を計画している事が明らかとなり、韓国における仮想通貨・ブロックチェーンに関する規制を担当する事務局を設立することをKorea Timesに語った。

事務局はFinancial Innovation Bureauと呼ばれ、活動期間は2年間と定められた。

Financial Innovation Bureauは、第4次産業革命時代の金融革新をリードする再編計画の一環として、韓国のフィンテック産業を育成することを目的としている。

FSCの委員長であるChoi Jong-ku氏によれば、組織改革によって消費者の保護をより改善が可能であるとし、またFinancial Innovation Bureauは、仮想通貨やブロックチェーンに関する規制以外にフィンテック、ビックデータ、これらを使用する団体など、他の金融革新に関する規制の取り決めの主導権についても課せられると述べている。

また、先週の朝鮮日報によれば、FSS(韓国金融監督院)の副知事であるYoo Kwang-yeol氏は、中国銀行保険監督管理委員会の理事長と会談を行ったことを公表し、Financial Supervisory Cooperation Agreement(金融監督協力協定)の統合に合意した事を明らかにした。

この両国での協定はFSSが中国で韓国保険会社の在外支店を立ち上げようとした際、プロセスを見直した時でもあり、この組織の金融機関の内部の規制に関し、情報交換の拡大とアンチマネーロンダリング(資金洗浄対策)のモニタリング経験の共有ができるという。

今後は国際金融規制、仮想通貨、ICO、フィンテックなどの新たな技術に協同で対応していくとしている。

今年始めには、韓国規定者が中国と日本と共同でこれらの事をしていきたいと望んでいる事も明らかになっている。今後政府間での連携、協力によって仮想通貨における問題が話し合われる機会が増えてくるだろう。

参考:Bitcoin.com