韓国大手の仮想通貨取引所Bithumbがハッキングされ、3000万ドル(約33億円)が流出したことが分かった。20日、Bithumb公式ツイッターにて投稿された。

(参考: https://twitter.com/bithumbofficial/status/1009239883645243392 )

約3,000万ドル(約33億円)相当の仮想通貨が盗まれたとし、すべての入出金を停止するとしている。盗まれた仮想通貨についてはBithumbが補償するとしており、残った資産はすべてコールドウォレットに移行するとのこと。

現在市場にはこれによる下落など、大きな影響は見られないが、当該ツイートは現在削除され閲覧できなくなっていることから、市場参加者からは不安な声も聞かれる。今後徐々に波及する恐れもあるので、警戒したほうが良いだろう。

仮想通貨の情報サイトCoinMarketCapによると、Bithumbは世界第6位の出来高を有し、EOSやTRONがその取引量の大半を占めている。

Bithumbは昨年7月にも数十億ウォン(数億円)のハッキング被害と約31,800人のユーザーアカウント、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を漏洩させている。

また、韓国では今月10日、仮想通貨取引所のCoinrailがハッキング被害により、約40億円相当の仮想通貨を流出させている。

Bithumbは世界的にも大規模な取引所であるため、市場参加者からは今後の対応が注目されている。