大手インターネット企業であるグーグルがイーサリアムの考案者であるヴィタリック・ブテリン氏を採用しようと試みていることが、20日に投稿されたブテリン氏のツイートにて明らかになりました。

今はこのツイートは削除されていますが、ブテリン氏はグーグルで働くことが現在または将来的に理にかなっているのかと尋ねるグーグルの採用担当者によるものと見られるメールのスクリーンショット画像と、グーグルに就職すべきかどうかについてツイッターコミュニティにて意見を求めるアンケートの内容となっています。

イーサリアム・ブテリン氏ツイート
Vitalik "Not giving away ETH" Buterin(@VitalikButerin)さんのTweet

このツイートが削除されるまでにアンケートに2,000件以上の回答が集まり、ブテリン氏がイーサリアムを去ってグーグルに就職することについて大多数がノーと否定的な回答をしています。

グーグルは3月末、改ざん防止の監査システムとクラウドオペレーションプラットフォームという2つのブロックチェーンプロジェクトに取り組んでいることを明らかにしていますが、同月、仮想通貨関連の広告をすべて禁止する計画も発表しています。

掲示板レディットのユーザーは、ブテリン氏のグーグルに関するツイートと投稿の削除について、ブテリン氏は自由に自分のやりたいことができる、それがグーグルのような企業であるとしても、彼にはある企業に閉じ込めるべきでないほど大きな才能があることを指摘しています。

さらにこの若さでこれほどの大きなことを成し遂げたなら、あなたの人生にはもっと多くのプランがあると思うとのこともコメントもしています。

グーグルにとっては、ブテリン氏の今後のビジョンを共有したいとの思惑もあると見られ、グーグルが今後もネット業界の先頭を走り続けたいために彼とタッグを組みたいと考えていることでしょう。

コミュニティがグーグルに就職してもらいたくない理由としては、中央集権にのめり込んでほしくないユーザーが大半をしめており、創造性をさらに働かせてほしいと思う方も少なくないということが読み取れます。

参考:reddit