フェイスブックがブロックチェーンテクノロジーの適用可能性について研究していることをフェイスブックのメッセージアプリ「メッセンジャー」を統括していたデビット・マーカス氏が明らかにしました。CNBCによって伝えられています。
マーカス氏は彼のフェイスブックの個人ページの投稿の中でゼロからフェイスブックにブロックチェーンのベストな利用方法を研究するための小グループを作ったと述べています。
同氏はフェイスブック内で約4年にわたりメッセンジャー事業を統括し、昨年12月にはコインベースの取締役に就任しましたが、フェイスブック側はブロックチェーンをどのように活用するべきかを公式には発表していません。
この動きは、フェイスブックがプロダクトチームによって広範囲な改革の一環としており、Recordによれば、今後、アプリ・ファミリー・グループ、中央プロダクト・サービス・グループ、ニュープラットフォーム&インフラグループの3つの部門の下で事業を行う予定です。
今年1月には、フェイスブックのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、個人をエンパワーメントする可能性を探るためにデジタル通貨を検討していくと述べ、さらに同氏は仮想通貨のような分散型システムは、中央集権型システムからパワーを奪い、個人の手に取り戻すことを助けるものだとも述べています。
一方でフェイスブックは同月、仮想通貨とICOの広告を包括的に禁止する措置を開始しており、その時の禁止措置は周りから驚きの声もありました。今後、フェイスブックは3つのグループに分かれることで、それぞれの分野について追求・研究がさらになされていくことでしょう。
世界最大規模のSNSであるためフェイスブックが今後どのようなサービス、展開をしていくかによって周りのSNSにも影響を及ぼしていく事にもなるでしょう。
参考:CNBC