フェイスブックや、LINEなどのSNSやチャットにおいて、これらの情報をどのように扱うべきなのか岐路に立っています。

先日、フェイスブックの保有する5,000万人超のユーザ情報が不正に外部に流出したことや、LINEにおいてはどこからその情報が漏れたのかと不安がられるために、一部の利用者からは他のSNSを利用しようとする流れが出てきています。

また、情報が拡散されることで交流が深まるメリットがありつつも、情報が止められないデメリットもSNSでは問題となっています。

そんな中、インスタグラムはインスタグラムストーリーと言う機能を使い、24時間で写真や動画が消える機能を持たせるようになり、個人情報が永遠に拡散されたくないと思うユーザがインスタグラムに引っ越すと言うケースが増えてきています。

このフェイスブック問題に関し、ユーザの個人情報の悪用への対抗できる手段としてブロックチェーン技術を使う事をすすめているのがRBCキャピタルマーケッツです。

ブロックチェーン技術をこれまで主流なSNSは導入していませんが、最近ではブロックチェーンを使ったサービスとして出会い系サービスやSteemit、Solaに人気が集まっています。

ブロックチェーン技術や仮想通貨のメリットに注目したユーザはすでにそれらのSNSに引越しをしている傾向にありますが、フェイスブックのユーザは自分のデータがインターネット上でどのように扱われているかを理解していない現状もあります。

RBCのアナリストであるスティーブス氏によれば、解決できていない問題点は、自分で情報を止めることが出来ない事があると指摘しています。

ユーザのプライバシー設定により、知らないうちに第三者にコンテンツにアクセスできるようになっているために、便利と思い使っていたとしても、個人情報のあり方について考えていく必要があるでしょう。

しかし、Steemitでもブロックチェーン上に一度投稿すると一定期間を超えてしまうと書き換えることができないためにこの点も課題となっています。今後はブロックチェーンのメリットを活かしながら、外部に漏れない設定ができるようSNS側は環境を整えていく必要性も問われます。

参考:CNBC