仮想通貨市場全体での時価総額2位に位置するイーサリアム(ETH)が、24日、過去最高値更新となる425ドル(約4万7,400円)にタッチしました。(CoinMarketCapの統計より)

今年3回目(6月、9月)となる400ドルへの挑戦ですが、今回は軽々と続伸、24日16時現在では412ドル(約4万6,000円)と少し下げたものの、直近24時間での価格変動は7.75%と依然堅調な相場動向をしています。

今回の高騰の材料としては、イーサリアムを使った社債発行の準備がされていることが起因していると見られています。

英国のブロックチェーン企業、Nivaura社が、米大手債券の格付け機関のムーディーズと米金融大手のJPモルガンを通じて、英国の高級品販売店LuxDeco社の社債発行を予定しており、これをFCA(英国金融行動監視機構)が監督するとのことです。

現状では詳しい社債の条件などは明確にされてなく、発行の時期もまだ明らかではありませんが、LuxDeco社の社債が実現されれば、この他の会社も続いてイーサリアムを使って社債を発行するかもしれません。

イーサリアムを巡っては、先日パリティウォレット内で180億円以上の資産が凍結されるなど、ネガティブなニュースがありましたが、至って堅調な推移をしています。今後、特に懸念材料が出なければ、先のメトロポリスのアップデートに対する期待感もあるので、さらなる高値も狙えそうです。

6月の高騰後は140ドル(約1万5,000円)を、9月は200ドル(約2万2,300円)を割り込みましたが、今回はどうなるでしょうか。市場参加者からは今後の相場動向が注目されています。

参考:COIN TELEGRAPH