6日、RBI（インド準備銀行）は現時点でビットコインを支払いなど決済に使うことはないと、改めて見解を示した。
インドのムンバイで開催された銀行など金融をテーマにしたイベント「FIBAC」の中で、RBIのエグゼクティブ・ディレクターであるGanesh Kumar（ガネーシュ・クマー）氏は以下のように話した。
「私たちの現在の立場では、支払いや、決済にビットコインを使用しません。しかし、仮想通貨の根幹技術であるブロックチェーン技術は終わらないでしょう。」
ようするにブロックチェーン技術は使うけどビットコインなどの仮想通貨は認めない、という姿勢だ。以前、インドの法定通貨であるルピーが暗号化されると考えられていたが、この可能性も高まっているという見解もされる。
すでにロシアでは政府が独自の仮想通貨「CryptoRuble（クリプトルーブル）」の発行に向けて開発を進めており、中国でも政府による仮想通貨の発行に向けた動きが見られている。
国際的にこのような動向の中、インドでも同様の流れとなるのか、今後の展開が注目されている。
また、インド準備銀行では仮想通貨に対してマネーロンダリングや詐欺など犯罪に悪用される可能性を指摘し、取引所に対しライセンス制度など許可を与えていないので、仮想通貨を扱う場合は自己責任で行うよう付け加えている。
参考：moneycontrol