依然、高騰を続けるビットコイン(BTC)に注目が集まっている。2017年3月頃には2017年末には50万円ほどに価格が上がるとの予測が強かったが、これをはるかに上回り21日現在、69万円台で推移しており70万円を伺う勢いである。
特に直近一カ月の変動は激しく、約43万円だった9月21日との比較で60%のプラスとなっている。
要因の一つとして考えられるのは、懸念されている香港のマイニング企業によるビットコインゴールド(BTG)への分岐が挙げられる。
世界的に見ても日本ではビットコインの取引量が多く、以前8月、ビットコインキャッシュ(BCH)に分岐した際に無償で付与され、大きく稼げたといった声が国内でよく聞かれた。現在は8月と同様、25日に誕生するビットコインゴールド目当てで購入を考える声も散見される。
今回のビットコインゴールドも各仮想通貨取引所によって付与の対応は異なるが、本日、大手bitFlyer(ビットフライヤー)で分岐後に問題がなければ、現物保有するビットコインと同量のビットコインゴールドが配布されることが発表された。
bitFlyerはいち早くテレビCMを放映するなど、お茶の間に浸透しており、また金融庁にも登録されているので、安全に取引を行うことができる仮想通貨取引所である。
FXのサービスも提供しており、レバレッジ(自己資本に対する利益率を高めること)を上げて投資資金(証拠金)の15倍までロング(買建て)、もしくはショート(売建て)のポジションを取って取引ができるのも魅力の一つである。また、このサービスにより取引量が日本一と市場活性化に向けて盛り上げているとの声も散見される。
テレビや大手メディアでの情報が増えてきたため、新規で仮想通貨に投資をする市場参加者が増えている傾向にあるが、これからビットコインへの投資を考えるのであれば、できれば11月までは大きくレバレッジをかけないで取引をするよう推奨したい。こういったタイミングではボラティリティ(価格変動率)が拡大する可能性もあるので、リスクを抑えられるかの判断が問われるところだ。
また、取引所によってはビットコインゴールドの分岐前にショートポジションを取ると、価格が上がった際に保有しているビットコインと同量のビットコインゴールドの返済分が発生するおそれもあるのでご注意いただきたい。
2017年は、仮想通貨元年とも言われており、日本を代表する大手ホールディングカンパニーや、その他大手IT企業なども仮想通貨関連事業に参入の準備を進めており、2018年からさらに市場が拡大するという見方も強い。ビットコインが発展途上の今、乱高下の激しい相場動向から目が離せない。
今回ビットコインゴールドの付与対応を発表したbitFlyerへは以下から登録できます。