ネコの楽園としても有名な町、広島県福山市の鞆の浦ですが、このたび、「トラバサミ」によってネコが怪我をする被害が相次いでいることが毎日新聞により伝えられ分かりました。「トラバサミ」は鉄製のワナで、非常に危険なので、原則使用禁止とされています。これを使用した男性によると、自宅の敷地内の害獣駆除が目的だとし、違法行為ではないと主張しており、広島県警はこれに対し、鳥獣保護法に違反する疑いも視野に入れ調査しているとのことです。
ネットでは賛否両論の意見
ネコが被害に遭うのは非常にかわいそうですが、これが人間でも指を切断するなどの事故にもなりかねません。この件に関してネット上でも大きく話題となっています。「自衛なら仕方がない」、「自宅の敷地内なら仕方ないと思うんだが」、「敷地内の害獣駆除なら問題無いな」、「増えすぎた野良猫が庭を荒らすのに対策を取るのは当然」といった、ネコによる被害も多いので仕方ないとする声や、「とてもじゃないが正当な理由とは認められん」、「人が死んでも同じことが言えるのか?」、「トラバサミは駄目だろ」、「せめて捕獲ゲージにてやれよ」、「庭にトラバサミがある家なんて恐ろしくて回覧板も配りに行けないだろ」と、トラバサミは危険なのでは?といった声も見られ賛否両論に分かれています。
確かに、増えすぎたネコの糞など、困るケースもあるかと思いますが、万が一、人に挟まってしまうことを考えたら「トラバサミ」は危険ですね。あまりにもネコにより生活が脅かされるなどの被害が多いということであれば、保健所か動物愛護団体などに保護してもらいたいところだと思います。福山市動物愛護センターによると、2016年5月にも足を挟まれたネコ1匹が同じ場所で発見され、保護した後に死亡し、怪我をしたネコは4匹確認しているとのことです。
アプリでネコを捕まえてみては?
それでも、どうしてもネコを捕まえたいという人には、iOS/Android対応のスマホアプリ『ねこあつめ』をオススメします。『ねこあつめ』は自宅の庭にネコの遊び道具やごはんをしかけて、釣られてネコがやってくるのを待つゲームです。
「白ネコ」、「黒ネコ」、「茶トラ」、「キジトラ」など、ネコの種類は20種類以上いて、やってきたネコたちを「ねこ手帳」に記録することができます。危険な「トラバサミ」を庭先にしかけたくなったら、『ねこあつめ』をプレイしてネコを捕まえてみてはいかがでしょうか?少なくとも怪我をしたり、鳥獣保護法に抵触することはないでしょう。