世界最大の資産運用会社として知られるブラックロックがビットコイン先物への投資資格を得たことが米国証券取引委員会(SEC)に提出された目論見書から明らかになった。

水曜日にSECへ提出された目論見書によれば「BlackRock Funds V」と「BLACKROCK GLOBAL ALLOCATION FUND, INC.」の2つのファンドがビットコインへの注目していることが示されている。

この件に関して現段階でブラックロックは声明を出しておらず、何にどれだけの投資をするかは不透明のままだが、運用総額7.8兆ドルの超巨大資産運用会社だけに影響力は計り知れない。

昨年11月に同社の債権担当CIOであるRick Rieder氏は仮想通貨に対して「金より遥かに機能的」と評し、金を置き換える可能性があると語っており、CEOのLaurence D. Fink氏もビットコインの人気が高まっていることを認め、世界市場の資産になる可能性があると述べている。

また、昨年末にはニューヨークに拠点を置くブロックチェーン担当部門の副社長を募集するなどし、仮想通貨に精通する人材を集め、仮想通貨需要への対策を固めてきている。