ゴールドマンサックスで商品調査部門のグローバル責任者を務めるジェフ・カリー氏は今週、米メディアCNBCに対してビットコイン市場の不確実性について語った。
カリー氏によればビットコイン市場はボラティリティと不確実性のレベルのために価格予測をすることが非常に難しいと指摘しており、ボラティリティとそれに関するリスクが発生していると述べた。
今週底値となった350万円近辺を記録した12日火曜日だが、前週比でみればほぼ同一水準となっており、間の週末には420万円台を記録するなど、たしかに昨今のビットコイン相場は非常に目まぐるしい。
こういった市場の値動きを抑制するには機関投資家の参加が増えることであるとカリー氏は述べ、約3年ぶりとなる最高値を更新した昨年末以降、機関投資家の参加が多く報じられてきているが、まだ小規模であると語り、現在機関投資家の資産流入はビットコインの市場規模からすると約1%にしかすぎないと付け加えた。
機関投資家の多くはビットコインに魅力を感じているに関わらず、実際の資金投入に至らないのはそのリスクの高さ故と言えるジレンマを解消するための新たな起爆剤が求められるところだろう。