イギリスに拠点を構える仮想通貨バンキングプラットフォームCashaaは月曜日、インド国内に実店舗を備えた仮想通貨バンキングサービスを提供する構想を発表した。
Cashaaの拡張計画の一環として発表された本計画はインドの大手クレジット会社United Multistate Credit Co.と合弁会社Unicasを設立して実現される。
顧客は店舗でビットコインを含むいくつかの仮想通貨とインドルピーとの交換や、仮想通貨の預金、仮想通貨でローンを組むことができるようになる。
代表を務めるDinesh Kukreja氏は物理的な支店を備えた暗号資産に優しい金融機関を構築すると語り、人々がオンラインと実支店の両方を通じて仮想通貨バンキングサービスに触れられるようにしていくことを述べた。
22の支店は現段階の計画であり、Unicasは12月にも運用が開始される見込みとCashaaのスポークスマンは語った。
運用開始から利用できる仮想通貨はビットコイン(BTC)、カシャ(CAS)、イーサリアム(ETH)、バイナンス(BNB)、ビットコインキャッシュ(BCH)、EOS、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)の8つが予定されている。
インドでは仮想通貨の禁止法案とそれに対する違憲決議など仮想通貨をめぐる情勢は二転三転しているが、政府としては引き続き規制したい構えを崩しておらず、あえてそのインドで実店舗に向けたサービス開始は世界中から注目を集めるプロジェクトとなるだろう。