中国警察当局は5月26日、北部の黒竜江省大慶市で違法に行われた仮想通貨マイニングを摘発した。現地メディアの報道によれば森の中に墓地のような山を作り、マイニング設備を隠していたという。
現地で原因不明の停電が発生したとして警察へ通報が入り、提供された電力データから盗電の疑いを認識。地域の調査をしている際に発見された。他所の電源から盗んだ電気によりマイニングが行われていた。
同省では同じ週にも隠されたマイニング設備が発見されており、犬小屋の地下からは54台ものマイニングマシンが発見されている。
ブロックチェーンへの投資に舵を切った中国だがあくまでCBDCであるデジタル人民元への注力であり、仮想通貨ビットコインに関して強い規制を敷き、マイニング事業に関しても淘汰されるべき産業と分類している。ただし今回の件に関しては他人の敷地で他人の電力を無断使用してのものとなればマイニングの是非以前の問題である。
犯人は見つかってはいないが多数残された証拠品からはどのような情報が出てくるだろうか。
参考:bjnews